本日、八尾園で当法人の理事長、香先生による「造形研修」がありました。今年度新規採用の職員が対象で、松原と東大阪の園からも先生方が来られましたよ。

前回は、絵の具での実技研修を行いましたが、今回は「粘土」での実技研修でした。みんな真剣に、にぎにぎ・・・粘土を触っています。童心にかえって・・ということでそれぞれ子どもの頃を思い返しながら、粘土あそびをしました。

粘土を手に取り、こねているだけで無心になれます。ついつい没頭してしまう保育士もいましたよ・・(^^♪

こねているうちに柔らかくなってきますが、初めは少し硬いので、子どもにとっては手先の発達を促すとても良い活動ですと教えてもらいました。

それぞれ立体の作品を作りました。やってみると分かるそうなのですが、粘土を立たせることが意外に難しいようです。

それぞれ素敵な作品に仕上がりました。
子どもに造形活動をさせる時は、まずは自分自身で一度やってみることが大切だそうです。やってみることで、どこが難しいか・・どこが楽しいか・・など子どもの気持ちが分かるとのこと。大変勉強になりました。

また、最後の締めくくりの言葉として、子どもに「美しいもの、きれいなもの」をたくさん見せてあげてください、とありました。子どもは、「おもしろい」「楽しい」「お腹が空いた」「痛い」「悲しい」などは自身の経験から知っていくことですが、「美しい」「きれい」などは、大人が教えていかなければ子ども自身知れない。まわりの大人が「きれいな夕日だね」「あの空すごくきれいだね」など実際のものを見ながら言葉にしないと、子ども自身それが美しいものであるとか、きれいなものであるということを知ることができない。また、それ(美しさやきれいさを感じる心)が少ない人生は寂しいものになるのではないかなぁということでした。

本当に大切なことだなぁと改めて思いました。子どもたちの心を豊かにするために、保育士自身の五感を研ぎ澄ませ、美しいと感じる心、きれいだと思う心を持ち、それを子ども達と共感することを忘れてはいけないなぁと思いました。

明日からの保育に生かしていきたいです!